martes, 25 de enero de 2011

Reflexiones y estado de la técnica

与那嶺 多くの日本企業にとって、グローバル化は大きなテーマです。まず伊藤先生に伺いますが、日本経済または日本企業にとって、なぜグローバル化が必要なのでしょうか。
伊藤 日本社会のあらゆるところに閉塞感が漂っています。特に若者が元気をなくしつつある現状を私は非常に心配しています。グローバル化に背を向けたまま従来の仕組みを維持し続ければ、いずれ “ドカン”という事態がやってくるかもしれません。ただ、閉塞感の原因はかなりはっきりしています。それを一つひとつ改革していけば必ず日本は良くなる。グローバル化は非常に大きなテーマです。TPP(環太平洋経済連携協定)などの議論が高まっていますが、そうした経済政策だけでなく、個々の企業においてもグローバル化への取り組みを強化する必要があります。
与那嶺 日本企業がグローバル化を進める上で、どのような課題が考えられるでしょうか。
北城 多くの経営者が海外に目を向け始めていますが、そこには課題も少なくありません。例えば、コンセンサス型の意思決定は平時にはうまく機能しても、変化の激しい時代にはどうしてもスピードが遅れてしまいます。また、グローバルで活躍する人材の育成、海外の優秀な人材の登用という面でも課題があります。トップのグローバルにおけるコミュニケーション能力についても、改善の余地は大きいのではないでしょうか

橋本 経済同友会が2009年に実施した調査によると、グローバル化を推進する際の課題として最も多くの企業が挙げたのは「グローバル化を推進する人材の確保・育成」でした。次いで「グローバルに通用する製品・サービス」「企業理念・ビジョンの徹底」「仕組み・制度の一体化」の順です。ただ、海外売上比率 50%以上の企業に限ってみると、やや様相が異なります。1位の人材は同じですが、ビジョンの徹底、仕組み・制度の一体化を課題視する声が急増するのです。この3点は、グローバル経営の重要なポイントと言えるでしょう。
与那嶺 そのような課題を解決する上で、IBM自身の経験が役立つことはあるでしょうか。
橋本 15年ほど前から、IBMはGIE(Globally Integrated Enterprise)を目指して自らを変革してきました。GIEというのは、世界各地のリソースを有機的に組み合わせ一体運営する組織です。私たちはGIE化の過程で業務プロセスを標準化し、業務ルールや勘定科目などを世界共通化することで、大きな成果を生み出すことができました。例えば、日本IBMの経理部門にはかつて200人が在籍していましたが、いまでは40人ほどです。経理業務の多くは、アジアのシェアード・サービス・センターに集約されました。これはほんの一例ですが、自分たちの実践経験を、私たちは様々な形でお客様に提供しています。グローバル化に向けたテーマを「成長」と「ガバナンス」「プロフィット」の 3 分野に整理し、具体的な7つの課題領域についてソリューションを拡充してきました(図参照)。課題解決のキーワードは標準化と統合です。国や地域ごとにローカル対応しなければならない部分は残りますが、グローバル戦略を支える基盤を構築する際、標準化と統合は極めて重要です。

湊與、「鮑の煮貝」の製造技術活用し新伝統食

 水産品を中心とした業務用卸売業の湊與(みなよ、甲府市、飯島忠社長)は24日、山梨の伝統食である「鮑(あわび)の煮貝」の製造技術を山梨県産の牛肉に応用し、和風のローストビーフを開発したと発表した。山梨の新たな加工食品として、今年の歳暮商戦から県内と東京の百貨店での取り扱いを目指す。
 商品名は「甲州ローストビーフ」とする予定で、ブランド牛の甲州牛と甲州ワインビーフを用いる。鮑の煮貝を作る過程でできる濃厚な「鮑醤油(しょうゆ)だれ」に牛肉を漬けて、真空調理機でローストビーフに仕上げた。あっさりとした食感が売り物という。生産規模はこれから詰める。
 贈答用として1箱200グラム入り。サーロインで5000円、モモで3000円を検討している。今後、県内外の百貨店やレストランで試食会を開き、知名度を向上させ歳暮商戦に備える。
 同社はローストビーフの商品化後も、農産物や淡水魚など山梨の食材に「鮑醤油だれ」を応用し、商品構成を広げるとしている。
 湊與は1577年創業。駿河湾産の鮑を煮貝という保存食にし、馬による輸送で海産物に乏しい甲州の食卓に運んだ海産物問屋の一つといわれる。鮑の煮貝は東京の老舗百貨店の中元、歳暮商戦でも高級品として取り扱われている。同社は「長年、培ったブランドを背景に、東京の消費者に新商品を浸透させたい」と話している。

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